ファイトケミカルは、その強力な抗酸化作用などから、体の内側からも外側からもスキンケアの分野で非常に注目されています。
ファイトケミカルの肌への主な作用
肌の老化やトラブルの大きな原因の一つは、紫外線やストレスなどによって発生する活性酸素による「酸化(サビ)」です。ファイトケミカルは、植物が紫外線などの外的要因から身を守るために作り出した成分であるため、私たちの肌に対しても強力な防御作用を発揮します。
抗酸化作用(エイジングケア)
- 肌の酸化防止・・・活性酸素の過剰な生成を抑制したり、活性酸素を無害化したりする働きがあります。
- しわ・たるみの予防・・・酸化は肌のコラーゲンやエラスチンといったハリを保つ成分を破壊するため、抗酸化作用はシワやたるみの予防(エイジングケア)につながります。
抗炎症作用
- 肌トラブルの緩和・・・紫外線ダメージやニキビなどによる炎症を抑え、肌荒れや赤みを落ち着かせる効果が期待されます。
抗糖化作用(美肌維持)
- 肌の黄ぐすみ予防・・・一部のファイトケミカル(ポリフェノールなど)には、タンパク質と糖が結びつくことで肌の弾力を失わせ、黄ぐすみ(糖化)を引き起こす現象を抑える働きが期待されています。
美白・シミ予防
- メラニン生成抑制・・・リコピンなど、一部のファイトケミカルは、シミのもととなるメラニンの生成に関わる酵素の働きを抑制する作用が報告されています。
紫外線防御
- 内側からの保護・・・ファイトケミカルを摂取することで、肌に蓄積し、紫外線によるダメージから皮膚細胞を守る効果が期待されます。リコピン(トマト)やβ-カロテン(ニンジン、カボチャ)などは「食べる日焼け止め」として注目されています。
スキンケアへの取り入れ方
ファイトケミカルは、食事(内側)と化粧品(外側)の両方からアプローチすることで、より効果的にスキンケアに活用できます。
食事(内側からのケア)
肌細胞の生まれ変わりや健康は、毎日の食事によって大きく左右されます。様々な色の野菜や果物を食べることで、多種多様なファイトケミカルをバランス良く摂取できます。また、リコピンやβ-カロテンなどの脂溶性(油に溶けやすい)ファイトケミカルは、油と一緒に摂ると吸収率が向上します。
化粧品(外側からのケア)
化粧水、美容液、クリームなどにファイトケミカルを豊富に含む植物エキスが配合されているものを選ぶことで、直接肌に働きかけます。
ファイトケミカルをスキンケアに取り入れることは、肌の老化を招く「酸化」や「炎症」を防ぐための基本的なアプローチとして非常に有効です。
鎌倉ナチュラル 店主