季節の変わり目や日々の生活環境によって気になる、肌の乾燥やハリ不足、肌荒れ。
「肌のうるおいを保ちたい」「自分の肌に合うスキンケアを見つけたい」
そんな方に注目していただきたいのが、植物や海藻から得られる美容成分です。植物や海藻には、ポリフェノール、多糖類、脂肪酸など、化粧品の保湿・整肌成分として活用されるさまざまな物質が含まれています。毎日のスキンケアに取り入れたい植物・海藻由来の美容成分10選を、それぞれの特徴や肌悩みに合わせた選び方とともにご紹介します。
肌悩みに合わせて選びたい美容成分10選
① モズクエキス(フコイダン)|うるおい・乾燥対策
沖縄などで親しまれているモズクは、褐藻類に分類される海藻です。モズクに含まれるフコイダンは、水分を保持する性質を持つ多糖類の一種。化粧品では保湿成分として活用され、肌にうるおいを与え、乾燥を防ぐ目的で配合されています。
こんな方におすすめ
- 肌の乾燥やつっぱりが気になる
- しっとりとした使用感が好き
- 季節によって肌が乾燥しやすい
② ツバキ葉エキス・ツバキ種子油|保湿・ツヤ
日本で古くから親しまれてきたツバキは、葉や種子などが化粧品に活用されています。ツバキ葉エキスにはポリフェノール類などが含まれ、整肌成分として利用されています。一方、ツバキ種子油にはオレイン酸を中心とする脂肪酸が含まれ、肌を柔らかくし、乾燥を防ぐエモリエント成分として役立ちます。
こんな方におすすめ
- 肌のカサつきが気になる
- しっとりとしたツヤが欲しい
- 乾燥によるごわつきを感じる
③ 月桃(ゲットウ)葉エキス|整肌・ハリのお手入れ
沖縄を代表する植物の一つ、月桃。ショウガ科の植物で、葉にはポリフェノールなどの成分が含まれています。月桃由来成分については、抗酸化作用などに関する基礎研究が行われています。化粧品では、肌を健やかに保つための整肌成分として活用されています。
こんな方におすすめ
- 肌のキメを整えたい
- ハリやツヤを意識したお手入れをしたい
- 植物由来の整肌成分に関心がある
※基礎研究で報告された作用が、そのまま化粧品の使用による肌の変化を保証するものではありません。
④ タマヌオイル(テリハボク種子油)|保湿・柔軟ケア
タマヌは、沖縄や太平洋の島々などに生育するテリハボクのこと。その種子から採れるオイルには、脂肪酸などの油性成分が含まれています。肌に油分を補い、乾燥を防ぎながら、柔らかく保つ目的でスキンケアに使用されています。
こんな方におすすめ
- 乾燥による肌のごわつきが気になる
- しっとりしたオイルケアを取り入れたい
- 肌のうるおいを保ちたい
⑤ マルラオイル(スクレロカリアビレア種子油)|保湿・なめらかさ
アフリカに生育するマルラの果実の種子から得られるオイル。オレイン酸などの脂肪酸を含み、肌の表面を柔らかく整えるエモリエント成分として利用されています。また、ビタミンE関連成分などを含むことも特徴です。
こんな方におすすめ
- 肌の乾燥やごわつきが気になる
- なめらかな肌触りを目指したい
- 植物オイルで保湿したい
⑥ バクチオール|ハリ・キメを意識した整肌ケア
バクチオールは、主にマメ科植物のオランダビユなどに由来する成分です。レチノールと比較した小規模な臨床研究も報告されており、スキンケア分野で注目されています。ただし、レチノールと同じ物質ではなく、効果や刺激の感じ方も製品によって異なります。
こんな方におすすめ
- ハリを意識したお手入れを考えている
- 肌のキメを整えたい
- 新しい整肌成分に関心がある
⑦ アロエベラ葉エキス|保湿・みずみずしさ
アロエベラは、水分を多く含む葉が特徴の植物です。葉由来の成分には多糖類などが含まれ、化粧品では保湿や整肌を目的として利用されています。みずみずしい使用感のジェルやローションなどにも広く配合されています。
こんな方におすすめ
- さっぱりした保湿ケアが好き
- 肌の乾燥が気になる
- 軽い使用感のスキンケアを探している
⑧ カミツレ花エキス(カモミール)|肌荒れ予防・整肌
ハーブティーでも親しまれているカミツレ。花にはフラボノイドなどの成分が含まれ、化粧品では肌を整える目的で使用されています。乾燥による肌荒れを防ぐスキンケアにも取り入れられています。
こんな方におすすめ
- 季節の変わり目に肌がゆらぎやすい
- 乾燥による肌荒れを防ぎたい
- 肌を健やかに保ちたい
※キク科植物にアレルギーがある方は注意が必要です。
⑨ ハトムギ種子エキス|保湿・なめらかな肌
古くから食品などにも利用されてきたハトムギ。ハトムギ種子エキスは、化粧品では保湿や整肌を目的として配合されています。肌にうるおいを与え、キメの整ったなめらかな印象を目指すスキンケアに活用されています。
こんな方におすすめ
- 肌のキメが気になる
- 乾燥によるくすみが気になる
- なめらかな肌を目指したい
⑩ ローズヒップエキス・ローズヒップオイル|保湿・ツヤ
バラの果実であるローズヒップも、美容分野で親しまれている素材です。果実由来のエキスと種子由来のオイルでは、含まれる成分が異なります。ローズヒップオイルにはリノール酸などの脂肪酸が含まれ、肌に油分を補い、柔らかく保つ目的で利用されています。
こんな方におすすめ
- 肌の乾燥やカサつきが気になる
- ツヤのある肌を目指したい
- 植物オイルで保湿したい
肌悩み別・美容成分の選び方
植物由来の美容成分は、それぞれ特徴が異なります。自分の肌の状態や、求める使用感に合わせて選ぶことが大切です。
| 肌悩み・目的 | 注目したい成分 |
| 乾燥・うるおい不足 | モズク、アロエベラ、ツバキ種子油 |
| ハリ・キメを意識したケア | 月桃、バクチオール |
| 乾燥による肌荒れ予防 | カミツレ、アロエベラ |
| ごわつき・なめらかさ | タマヌオイル、マルラオイル |
| ツヤ・しっとり感 | ツバキ種子油、ローズヒップオイル |
| 乾燥によるくすみ | ハトムギ、モズク |
※成分の一般的な特徴をもとにした目安です。実際の使用感や効果は製品全体の処方によって異なります。
植物由来スキンケアを上手に取り入れる3つのポイント
① 水分と油分のバランスを意識する
肌のうるおいを保つためには、水分だけでなく、油分も大切です。例えば、次のような組み合わせが考えられます。
STEP 1:化粧水でうるおいを補給:モズク、月桃、アロエベラなどを配合したローションで肌にうるおいを与えます。
STEP 2:オイルやクリームで保湿:ツバキ、タマヌ、マルラなどの植物油を配合した製品で、肌の乾燥を防ぎます。
② 「天然由来=必ず肌にやさしい」ではない
植物由来成分にも、肌への刺激やアレルギーの原因となるものがあります。特に敏感肌や肌荒れが気になるときは、植物エキスの種類だけでなく、香料や精油、アルコールなどを含む製品全体の処方を確認しましょう。新しい化粧品を使用するときは少量から試し、赤みやかゆみが生じた場合は使用を中止してください。
③ 成分名だけでなく、製品全体で選ぶ
同じ植物エキスを配合した製品でも、配合量や抽出方法、ほかの成分との組み合わせによって使用感は異なります。人気の美容成分が入っているという理由だけで選ぶのではなく、肌の状態や使い心地を大切にしましょう。
健やかな肌を保つために大切なこと
肌の状態は、季節や生活環境、紫外線、睡眠、加齢など、さまざまな要因によって変化します。スキンケアで大切なのは、特別な美容成分をたくさん重ねることではありません。まずは、洗いすぎを避け、十分な保湿を行い、紫外線から肌を守ること。その基本を大切にしながら、自分の肌に合う植物由来成分を取り入れることが、無理なく続けられるスキンケアにつながります。
自然の恵みを、毎日の心地よいスキンケアに
モズク、月桃、ツバキ、タマヌ、マルラなど、植物や海藻に由来する美容成分には、それぞれ異なる特徴があります。大切なのは、成分の働きを正しく理解し、自分の肌に合ったものを選ぶこと。自然由来というイメージだけにとらわれず、保湿力や使用感、肌との相性を確認しながら、毎日のスキンケアを楽しみましょう。
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※本記事は一般的な美容・スキンケア情報を提供するものであり、特定の化粧品の効果を保証するものではありません。
鎌倉ナチュラル 店主