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その「冷え」、放置していませんか? ~冷え性の原因と体の中から温めるコツ〜

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「手足が冷えて、なかなか眠れない」、「夏でもエアコンの風がつらい」、「体はそれほど寒くないのに、手足だけが冷たい」

そんな「冷え」に悩んでいませんか?

冷えは、気温や服装だけでなく、血流や筋肉量、自律神経の働き、栄養状態など、さまざまな要因が関係して起こります。今回は、冷えを感じやすくなる主な原因と、毎日の食事や生活の中で見直したいポイントをご紹介します。

 

冷えを感じやすくなる主な原因

1.自律神経の乱れ

私たちの体には、暑いときには熱を逃がし、寒いときには熱を逃がさないように調節する仕組みがあります。その調節に関わっているのが自律神経です。ストレスや睡眠不足、不規則な生活、室内外の大きな寒暖差などが続くと、自律神経のバランスが乱れ、血管の収縮・拡張による体温調節がうまくいかなくなることがあります。

2.筋肉量の不足・運動不足

筋肉は、体を動かすだけでなく「熱を生み出す」ためにも大切な組織です。運動不足などによって筋肉量が少なくなると、体内で作られる熱も少なくなり、冷えを感じやすくなることがあります。特に下半身には大きな筋肉が集まっているため、ウォーキングやスクワットなどで無理なく体を動かすことも冷え対策のひとつです。

3.血流や栄養状態

血液には、酸素や栄養を全身へ届けるだけでなく、体内で作られた熱を全身へ運ぶ役割もあります。そのため、血流が低下している場合や、貧血などによって酸素を十分に運べない状態では、冷えを感じることがあります。「いつも手足が冷たい」という場合には、単に外側から温めるだけでなく、食事や運動、睡眠なども含めて体全体を見直してみることが大切です。

 

見落としていませんか? 冷えと栄養の関係

冷え対策というと、「温かいものを食べる」、「厚着をする」、「カイロを貼る」といった方法を思い浮かべる方も多いかもしれません。もちろん外側から温めることも大切ですが、体内でエネルギーを作り、血液を通して全身へ届けるためには、日々の栄養も欠かせません。なかでも意識したいのが、鉄・マグネシウム・亜鉛などのミネラルです。

鉄|酸素を運ぶために欠かせないミネラル

鉄は、赤血球に含まれるヘモグロビンを作るために必要な栄養素です。ヘモグロビンには、肺から取り込んだ酸素を全身へ運ぶ大切な役割があります。鉄が不足して鉄欠乏性貧血になると、冷えだけでなく、疲れやすさ、息切れ、めまいなどが現れることもあります。

多く含まれる食材:レバー、赤身肉、赤身魚、あさり、小松菜など

マグネシウム|エネルギー代謝や筋肉の働きを支える

マグネシウムは、体内の多くの酵素反応に関わり、エネルギー産生や筋肉・神経の正常な働きを支えているミネラルです。体の中で熱を生み出すためにはエネルギー代謝が欠かせないため、日頃から不足しないよう意識したい栄養素のひとつです。

多く含まれる食材:大豆製品、海藻類、ナッツ類、玄米など

亜鉛|体の代謝を支えるミネラル

亜鉛は、たんぱく質の合成をはじめ、多くの酵素の働きに関わっています。皮膚や髪、味覚、免疫機能など幅広い働きに関係しているため、冷えだけに限らず、健康を維持するうえで不足を避けたいミネラルです。

多く含まれる食材:牡蠣、赤身肉、レバー、卵など

ミネラルは「バランスよく」が基本

ミネラルは体内で作ることができないため、毎日の食事から摂る必要があります。ただし、「冷えるから鉄をたくさん摂る」というように特定の栄養素だけを増やすのではなく、まずはさまざまな食品からバランスよく摂ることが基本です。例えば、植物性食品に含まれる鉄は、ビタミンCを含む野菜や果物などと一緒に摂ることで吸収されやすくなります。

 

今日からできる「内側+外側」の冷え対策

1.食事で熱を作るための材料を摂る

体の中で熱を作るためには、十分なエネルギーと栄養が必要です。肉・魚・卵・大豆製品などからたんぱく質を摂り、野菜、海藻、豆類なども組み合わせながら、さまざまな栄養素を摂ることを意識しましょう。また、温かい汁物やスープなどを取り入れるのも、無理なく続けやすい方法です。

2.「3つの首」を冷やさない

首・手首・足首は皮膚が比較的薄く、外気の影響を受けやすい場所です。ストールやネックウォーマー、靴下、レッグウォーマーなどを上手に取り入れて、体を冷やしすぎないようにしましょう。

3.湯船に浸かってリラックス

シャワーだけで済ませず、38〜40℃程度のぬるめのお湯にゆっくり浸かるのもおすすめです。入浴によって体が温まり、リラックスする時間を持つことは、心身を整える習慣にもつながります。

4.筋肉を動かす

冷え対策では、「温める」だけでなく「自分の体で熱を作る」ことも大切です。ウォーキングやストレッチ、軽いスクワットなど、無理のない範囲で体を動かす習慣を取り入れてみましょう。

 

まとめ|「温める」だけでなく「熱を作れる体」へ

冷えが気になると、つい厚着やカイロなど「外側から温めること」に目が向きがちです。けれど大切なのは、体の中でエネルギーを作り、その熱を全身へ届けられる状態を整えていくこと。

そのためには、鉄・マグネシウム・亜鉛などのミネラルだけでなく、たんぱく質をはじめとしたさまざまな栄養素を毎日の食事からバランスよく摂ることが基本です。そして、適度な運動、入浴、睡眠など、毎日の小さな習慣も大切に。外側から温めるだけではなく、「食べる・動く・巡らせる」という視点から、冷えにくい体づくりを始めてみませんか?

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