不眠、疲労感、頑固な肩こり、便秘……。「病院に行くほどではないけれど、なんとなく調子が悪い」 そんな日常的な不調を感じていませんか?
これらの症状には、睡眠不足や運動不足、ストレス、ホルモンバランスなど、さまざまな要因が考えられますが、毎日の食生活の中で不足している栄養素にも目を向けてみることが大切です。なかでも注目したいのが、「ミネラル」です。ミネラルは体内でつくることができないため、毎日の食事から摂る必要があります。健康な体を維持するために欠かせないミネラルの働きと、日々の食生活に取り入れるポイントをご紹介します。
ミネラルは、体を動かすために欠かせない栄養素
ミネラルには、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、カリウムなどさまざまな種類があります。それぞれ役割は異なりますが、筋肉や神経の働き、酸素の運搬、エネルギー代謝、骨の形成など、私たちが生きていくためのさまざまな働きに関わっています。そのため、特定のミネラルが不足すると、体のさまざまなところに影響が現れることがあります。
不眠・浅い睡眠
マグネシウムは神経や筋肉の正常な働きに関わる重要なミネラルです。睡眠との関連についても研究されていますが、現時点では「マグネシウムを摂れば不眠が改善する」と断定できるほど十分な科学的根拠があるわけではありませんが、毎日の食生活の中で必要量をきちんと摂ることは、健康な体を維持するうえで大切です。
なかなか抜けない疲労感
鉄は赤血球のヘモグロビンの材料となり、全身へ酸素を運ぶために欠かせません。また、マグネシウムなどのミネラルは、体内のエネルギー代謝にも関わっています。疲労感には睡眠不足やストレス、貧血、病気などさまざまな原因がありますが、食生活の偏りが続いている場合には、栄養状態を見直してみることも一つの方法です。
慢性的な肩こり・筋肉の緊張
マグネシウムやカルシウムは、筋肉が正常に収縮・弛緩するために必要なミネラルです。肩こりそのものには姿勢や運動不足、長時間のデスクワーク、ストレスなどさまざまな原因がありますが、筋肉を正常に働かせるためにも、日頃から必要な栄養素を不足させないことが大切です。
便秘・お腹の不調
便秘には、水分不足、食物繊維不足、運動不足、生活リズムなど多くの要因があります。マグネシウムの一部は腸内に水分を保持する性質があり、実際に酸化マグネシウムは便秘治療にも使用されています。ただし、便秘改善のために自己判断でマグネシウムを大量に摂取することは避け、まずは水分、食物繊維、適度な運動など生活習慣全体を見直してみましょう。
なぜ現代の食生活ではミネラルを意識したいの?
忙しい毎日の中で、加工度の高い食品や精製された食品に偏った食生活が続くと、食品の選び方によっては必要なミネラルを十分に摂れないことがあります。ミネラルは体内でつくることができないため、さまざまな食品から継続して摂ることが基本です。「何か一つの食品をたくさん摂る」のではなく、毎日の食卓全体を整えることが大切です。
今日からできるミネラルケア 〜毎日の食事に「ミネラルを含む食品」をプラス〜
豆類、ナッツ・種実類、海藻類、魚介類、全粒穀物、野菜など、ミネラルを含む食品をバランスよく取り入れてみましょう。大切なのは、特定のミネラルだけを意識するのではなく、いろいろな食品を組み合わせることです。
「なんとなく調子が悪い」と感じたとき、私たちはつい、その症状だけに目を向けてしまいがちです。でも、体は毎日食べたものからつくられています。睡眠、食事、運動、休息など生活全体を見直しながら、その一つとして「ミネラルをきちんと摂れているかな?」と考えてみる。そんな小さな意識が、日々のコンディションを整える第一歩になるかもしれません。
鎌倉ナチュラル 店主